Spiga

Charlotte Gainsbourg / IRM

セルジュ・ゲンズブールは悲しい時に幸せな曲を書いて、幸せな時に悲しい曲を書くそうな。なんて格好良い。


さて、そんなセルジュさんとジェーン・バーキンの娘であるシャルロット・ゲンズブール。『恋愛睡眠のすすめ』などで有名な彼女だが、この度、アーティストとして2枚目のアルバムをリリースした。今回の作品はベック好きの人たちの間では既に有名だろうが、プロデューズやソングライティングは全て彼のものらしい。ベックとシャルロットが組むと初めて聴いたときは驚いたけど、アルバム聴いてみてさらに吃驚。ベックらしさが、直に伝わってくる。ベックプロデュースって聴かなくても、ベックぽいなと思ってしまう。そもそも僕はシャルロットの声が大好きなので、前作『5:55』の時から好きだったんだけど、今回は彼女の声以外にも魅力があるというか、むしろベックの仕事の部分に魅力があると言える。ソングライティングが魅力的な「Heaven Can Wait」や、アヴァンギャルドな音が印象的な「IRM」など聴き所満載である。ベックのやりたい事が全てシャルロットの声に置き換えられている感じだろうか。

フレンチ・ポップとしては今年圧倒的1位の今作は今の所の個人的ベスト作品です。ベックの作品としても2000年に入ってからなら恐らく1位。『Sea Change』よりも好きだ。

ちなみにフレンチポップ関連として、フェニックスがグラミー賞を受賞したらしい。おめでとうございます。



Beck & Charlotte Gainsbourg / Heaven Can Wait

シャルロット美人だよなー。




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