Spiga

Four Tet / There Is Love In You


彼がダブステップをやるとこんな風になってしまうんだなぁ。Kieran HebdenことFour Tetの5枚目のアルバム。

一曲目からミニマルな展開と軽快なダブステップにおや、と感じるが、曲が進むにつれて、あぁFour Tetだ、と頷いてしまうのは、やっぱり彼の原点であるフォークトロニカの匂いが漂うからであろう。しかし今までにこんなに軽快なフォークトロニカが存在しただろうか?こんなことを成し遂げるあたりが彼の鬼才ぶりと嫌らしさなのだろう。

今回のアルバムで彼がダブステップに特化している理由として、やはり昨年のBurialとのコラボが大きいと思われる。昨年のダブステップブームの楽曲たちにも劣ることのない、というか、そのブームに上手く乗っかり最も成功したアルバムとも呼べる今作は、天才Burialの良い所を上手く盗み、それを自分の音に変えてしまった”鬼才”の偉業なのである。


シングル曲「Love Cry

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