Spiga

Summer Sonic '10〜予告編〜

さて、フジロックが終わって数日、世間ではフジロックの話題が飛び交い、トム・ヨーク率いるAtoms For Peaceのライブ音源が無料ダウンロードできたりなど、フジロック歴史に残る素晴らしい祭典だったようですネ。残念ながら行くことが出来なかった人たち(僕を含め)にも、フジロックの楽しさが十二分に伝わり来年は参戦しようと決意した人たち(僕を含め)も多いことでしょう(笑)

さてそんなフジロックも終わり次はSummer Sonic 2010が始まるということで簡単に見所アーティストを紹介しておきます。

新人達の活躍も著しいサマーソニック2010ですが、個人的にやっぱり再結成バンドのアクトがとても気になる所です。というわけで、そういった再結成バンドを幾つか紹介します。


Smashing Pumpkins
Nirvanaと共にグランジブームを世に知らしめたバンド、Smashing Pumpkins略してスマパン。ニルヴァーナが聞き手の心にストレートに音楽を伝えようとしたのに対して、彼らはひねくれた変化球を放る感じでしょう。彼らのキャリアの集大成は90年代の楽曲にあるとも言われており、個人的にはそこらへんの曲を多くしてくれることを期待しています!


Smashing Pumpkins / Mayonaise
名曲マヨネーズ!これやられたら確実に号泣しますね(笑)


Pavement
そして、やっぱり10年ぶりに再結成したペイブメント!90年代ローファイブームを巻き起こした重要な存在であるこのバンドを忘れてはいけません。ほとんどの楽曲がセッションによって作られるという、ヘロヘロなロックバンド。僕は既に今年単独で一度ライブを見てますが、今回はフェスで見れるということでコチラも非常に楽しみです。


Pavement / Carrot Rope
ライブでは余りしない曲なのですが名曲なので乗せておきます!


他にもオルタナの創始者Pixiesやら、90年代ラップミュージックの伝説A Tribe Called Questなど大変豪華なメンツなので、とても興奮できるフェスになりそうです!では僕は明日から大阪へ向かいます。では!

Foxes In Fiction / Swung From The Branches

カナダ、トロント発の新星Foxes In Fiction!バンドではなく、Warren HildebrandというDeerhunterのBradford Cox大好きっ子のソロプロジェクトであるFoxes In Fiction。彼の1stアルバムである「Swung From the Branches」がもの凄く良いので紹介します。

まず始めにこのアルバム、19曲入りという大作なのですが、彼のホームページからフリーダウンロードできちゃうので、ココからダウンロードページに跳んでダウンロードしてみてください!

さて、冒頭に述べたように、このFoxes In Fiction、DeerhunterのフロントマンであるBradford Coxを敬愛しているらしく、この「Swung From the Branches」にも大きく影響を受けているのが見て取ることが出来ます。特にBradford CoxのソロプロジェクトであるAtlas Soundの作品である「Let the Blind Lead Those Who Can See but Cannot Feel」に大きく感化されているようです。そのためアルバムの冒頭からアンビエントな展開が続き、何処までもシンプルな (ベッドルームポップと言うべき) 録音方法でとられています。前半はアンビエントインストな曲が続き、後半からポップな曲が並ぶこの曲順は少しディアハンターの「Cryptograms」を意識しているのかも・・・!そしてボーカルもかなりBradford Coxの声を彷彿させます(笑)

ここまで似てる似てると言うと、ただのブラッド好きが作った劣化版Atlas Soundじゃん、と思ってしまう方もいるかもしれないのですが、全然劣化版とかじゃなくて素で良いのでオススメなんです。アルバム一ポップな「15 Ativan (Song for Erika)」や、アンビエントな演奏にスポークンワードが乗っかった「8 / 29 / 91」など、彼ならではの才能あふれる曲が沢山入っています。聴いてる人を夢見心地にさせてくれる、そんな素晴らしいアルバムです。とても贅沢なアルバムなので是非ダウンロードしてみて、聴いてみましょう!

Foxes in Fiction - 15 Ativan (Song for Erika) by Surfing on Steam


Memoryhouse、Teen Daze他、期待の新人@Arcade Sound Ltd.

皆さん、Arcade Sound Ltd.というレーベルをご存知でしょうか?恐らくアメリカ本土でもほとんど知られていないレーベルなのですが、このレーベルが今、もの凄くアツいバンドを生み出しているので紹介します。

まず左の写真にあるのがMemoryhouseというバンドです。このバンド、Galaxie500のようなサウンドを今風のChillwaveっぽくしたような音に、綺麗な女性ボーカルが乗っかるという感じで、もの凄く中毒性の高い音楽を作り出しています。そんな楽曲が収録された1st EP『The Years』が、このArcade Sound Ltd.のホームページから無料ダウンロードできるのです。とりあえずはココからMemoryhouseのEPをダウンロードしてみましょう。このMemoryhouseが気になった方は、他のアーティストの楽曲もダウンロードしてみるとイイと思います。どれもかなりの良い作品で、思わず「これが無料!?」と言いたくなる程。基本的にChillwave系統のジャンルが多く、かなりローファイなバンドが多いです。一応フリーダウンロードできる5つのアーティスト全て聴いてみたのですが、どれもオススメですよ(笑)

そしてArcade Sound Ltd.の中で個人的に、特にオススメなのが、Teen Dazeというバンドです。とりあえず聴いてみてください。

Teen Daze - Shine On, You Crazy White Cap from zeeeeej on Vimeo.

もうすぐ1stアルバム「Four More Years」がArcade Sound Ltd.から発売されるとのことで楽しみですね。

アメリカのインディーシーンは深い所まで掘り下げれば掘り下げる程、新たな発見があってとても面白いです。今後も面白いレーベルを見つけたら紹介していこうと思います。

Arcade Sound Ltd.ホームページ

Teen Daze、MySpace


Perfume Genius、日本限定無料ダウンロード!

今年一番かもしれない感動的作品「Learning」をリリースしたPerfume GeniusことMike Hadreas。この、まだ世間でほとんど名も知られていないアーティストが1stアルバム「Learning」において、NMEで9点、Pitchfork Mediaで8.2点等、高得点を連発。Girlsと同じマネージャーがついてるということからも、今のインディーシーンでかなり重要な存在となっています。

自宅でMikeの母親のベッドルームで超ローファイな方法で録音されたという「Learning」。なるほど、時折見せる初期スパークルホースのような感じは、このような録音方法から伺えるのでしょう。

そしてなんと、このPerfume Geniusの楽曲が日本限定で日本の公式サイトから期間限定ダウンロードできます!しかも日本のみでの配信となる、「Dreeem」(7/19〜8/1)や「Lake Vue Gardens」(8/2〜8/15)といったレアトラックが無料でゲットできるので是非トライしてみましょう!リンク先はコチラです。


Perfume Genius / Mr Petersen


Perfume Genius / No Problem


Best Coast / Crazy For You

夏真っ盛り!ということで夏にピッタリな西海岸バンド、Best Coastが遂に1stアルバムをリリースします。メンバーはLAを活動拠点としているBethany Cosentinoという女の子と、Bobb Brunoという変なおっさんのデュオであり、2009年からリリースし続けているシングルがソールドアウトを連発していて、Sonic Youthのサーストン・ムーアや、あのビル・マーレイまでもがファンと公言している、もう既にアメリカ(や恐らく日本でも)で人気を確立している将来有望なインディーバンドなのです。

そんな彼女達が遂に待望の1stアルバムをリリースするということで胸を躍らせながら聴いていました。個人的にはシングルからの選曲が「When I'm With You」しか入っていないため、ちょっと不安でした。なぜならシングル曲の楽曲センスが圧倒的であり、アルバム全体を通して聴くと、やはり捨て曲というものがどうしても生まれてしまうんじゃないかと。しかしやっぱり今の彼女達はセンスに溢れています。個人的に、彼女達の楽曲の感じ(ミドルテンポかつ60年代ガールズポップが混ざったようなノイズポップ)にツボってしまっているというのが大きな要因な気もしますが、やはり名曲づくしなアルバムです。おそらくシングルの時からファンである方々とっては、少し物足りなさも感じているでしょう。しかしそんな人たちはこんな僕のレビューなども必要ないでしょうし、とりあえず今からBest Coastを聴き始める人にとってみれば、もう本当にオススメな作品です。そのうちコンピも出るでしょう。多分今は亡きJay Reatardのようなリリースの仕方を展開していくのでは、と睨んでいます。

アルバムはココから全曲試聴できるみたいです。是非聴いてみてください。

この曲はアルバムには収録されてないけど、とても良い曲なので是非。
Best Coast / That's The Way Boys Are

すぐ終わっちゃうけど、映像がとても可愛らしいです。

ちなみにボーカルのBethanyさんはWavvesと付き合っているみたい。なるほど、という感じですねー(笑)

The Apples In Stereo (Elephant 6's Great Band)

90年代、最も人々に愛され、伝説となったインディーレーベル、Elephant 6。そんなElephant 6の創始者の一人でもあり、数々のElephant 6のバンドのプロデュースを担当した、Robert Schneider率いるバンド「The Apples In Stereo」、肩書きは素晴らしいが2年前くらいに始めて聴いたときは正直あまりピンとこなかったバンドだった。しかし最近聴きなおしてみるとElephant 6特有の「絶妙な可愛らしさ」みたいなのが所々入っており、まさにElephant 6シーン(これはジャンルにまでなった!)の模範となるバンドであることに(今更ながら)気づきハマっています。

そもそもElephant 6は、1980年代後半に当時大学生だった、Robert Shneider、Bill Doss、Will Cullen Hart、そしてJeff Mangumが、それぞれが宅録でとった音源をコピーし合って交換し、共有し始めた所から始まる。そういった名残から1991年、Robert ShneiderがApples In Stereoとしての1stシングルを出すために、Will Cullen Hartに「Elephant 6のロゴ」を書いてくれるよう頼み左のロゴが完成。その後1993年6月、彼らのEPである『Tidal Wave EP』を500枚プレスし、発売。これがエレファント6レーベル会社でリリースした始めてのレコードとなった。これがエレファント6の始まりである。

そして残りの3人であるが、彼らは当時Synthetic Flying Machineというバンドを組んでいた。さあ、このバンドはエレファント史上最も有名な前身バンドであり、後にThe Olivia Tremor Controlとなる。そして1994年に彼らの1st EPであるCalifornia Demiseをリリースし、これがエレファント6の2ndリリースとなった。その後Jeff Mangumが脱退しNeutral Milk Hotelを結成したという訳である。

エレファント6において特徴的なサウンドはビーチボーイズリヴァイヴァルとも言われる、そのコーラスワークとサイケデリックでポップでキャッチーなサウンドである。彼らのサウンドはNeo-Psychedeliaというジャンルを生み出し、人によってはその音をElephant 6とそのまま呼ぶ人もいる。その中で今回注目しているThe Apples In Stereoは、そのElephant 6を作ったバンドでもあり、このジャンルを聴いていくには最も取っ付きやすいバンドなのである。とりあえず聴いてみて。

The Apples In Stereo / Tidal Wave

とにかく映像からして可愛らしいし、Robert Shneiderの若はげっぷりもまた可愛いじゃない(笑)エレファント6は個人的に最も大好きなレーベルで好きなアーティストも多いけど、その中でも、このThe Apples In Stereoの存在を忘れないでほしいと自分に言い聞かせています。今年、待望の新作も出したみたいなのでそちらも是非チェックするつもり。それでは最近エレファント6再ブーム到来しています、と告知した所で今日はおしまいにします。

Cut Copy新曲!"Where I'm Going"

きたるCut Copyの3rdアルバムに向けて新曲が彼らのオフィシャルウェブサイトからダウンロードできます。まだ彼らの"hypnotic"な新作の詳細についてはあまり明かされてないようですが、何でもあのAnimal Collectiveの『Merriweather Post Pavilion』でも知られているBen Allenさんがエンジニアを担当しているということで、これまた新作が待ち遠しいです。

ちなみにBen Allenさんですが、今年9月に発売予定であるDeerhunterの『Halcyon Digest』のエンジニアも担当するということで、今後のBen Allenさんの動向にも目が離せない状況です。とりあえず新曲がもう最高なので是非聴いてみてください!

Cut Copy / Where I'm Going